摩擦溶接部の外観向上。
- Yamada Welding Ind
- 2018年6月2日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年10月19日
摩擦溶接とは2つの金属部材を突き合わせ加圧しながら
回転させ,生ずる摩擦熱により接合する溶接法です。
摩擦圧接とも呼ばれています。
引張り強さは各母材より強く、破断する場合母材にて
破断するということです。
強いとは聞いていましたが、すごいですね。
母材の一方は円形断面でなければならないなど
制約もあるようです。
この摩擦溶接ですが、摩擦発熱中に接合面より
外部へ押し出される形で、どうしてもカール状のバリが
発生してしまいます。
このバリが見栄え的に好ましくないようで
その外観の向上のために、バリごと溶かし込こむ形で
上からアルゴン(TIG)溶接にて溶接しています。


真っ黒なバリが円周上に見られます。


ポジショナーを使って230本ほど溶接しました。
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